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観測できる範囲でこの宇宙は137億光年ある。しかもまだこれより大きいと考えられている。デカすぎてピンとこない。そのデカすぎる宇宙のちっぽけな星でうごめいている微生物が私たち人間である。カビとそう変わらない生き物だ。宇宙レベルから見てみるとその程度の微生物が「もっと贅沢がしたい」とか望んだり、他の個体と比較して劣っているとかいって悩み、優れているとかいって威張り、「生きている意味とは」などと悩むこと自体が大変ナンセンスなことだとわかる。私たちは「ただ生きている」だけ、ほんの短い間この惑星で過ごしているだけなのである。