v008

苦しみから解放される、ということは欲しがらないことであり、今現在に完全にくつろぎ切っていることであって何もする必要を感じないということである。なので解放された人とは社会的には完全に無用の者である。また、解放された人にとっても社会やそこにある様々なモノは無用である。必要なものが今現在、この場所にそろっているのに一体何が必要になるだろう?わざわざ出かけていって苦しみの素材を買い込んでくるなんてばかげている。

しかし、いったん解放を得た人も社会に戻って様々な活動に関わると元の習慣によってエゴが息を吹き返して苦しみの循環に舞い戻ってしまうこともある。なので何もしない、ということが最も大切である。